卓上加湿器がぶっ壊れて失意のぷーにぃです。
やはり安物は駄目だ。

ある時、何がきっかけか分からないけど、ふっと記憶が甦る経験ってありませんか？

私は今、洗濯中にまさにその経験をいたしました。
（たまにそういうことあるんですが）

今回は、ある歌の出だしが浮かんだのです。子供向けの英語の歌。

♪Pussy cat Pussy cat where have you been?〓

ぐるぐる回る洗濯槽を見ていて（余談ですが我が家はまだ二槽式）、メロディーと歌詞が口をついて出てきたのですが……

何年？いや何十年ぶりに思い出した曲。
しかも、一体いつこの歌を知ったのかすら覚えていません。
ラジオの英語講座とか？
それとも大学の英語の授業？

とりあえずググってみるベと検索したところ……
YouTubeにたくさんアップされていて、こりゃ楽勝……と思いきや。

なぜか自分の知ってるメロディーじゃない！！
しかも微妙に何バージョンかメロディーが違う！！

ひたすらYouTubeで再生していくのですが、まったく出てこない。

……で、ようやく見つけたのです！！
子供が連弾している動画のピアノ曲が、まさに私の知ってるメロディー！！
そのあと歌付きも発見！！

【YouTube】Pussy cat Pussy cat

これこれ、このメロディーですよ。
でも、どうして何バージョンもあるのか？

こうなると気になって仕方ないので、英語のWikipediaを見てみました。
以下備忘録も兼ねて。

まずこの曲は、有名なEnglish language nursery rhyme（英語の童謡）で、Roud Folk Song Indexの15094番とのこと。

※Roud Folk Song Index：世界中から集められた200,000以上の言い伝え（口伝）から、25,000近い歌を集めたデータベース。だそうです。

まあそれはおいといて、肝心のメロディーですが

The melody commonly associated with the rhyme was first recorded by the composer and nursery rhyme collector James William Elliott in his National Nursery Rhymes and Nursery Songs (1870).

最初に作曲したのがJames William Elliottという人らしい。
さらにリンクをたどると、パブリックドメインの楽譜がダウンロードできました。

ペトルッチ楽譜ライブラリー：James William Elliott

このページのMother Goose (Elliott, James William)をダウンロードすると、18ページに「Pussy cat Pussy cat」の楽譜があり……

メロディーがまさに私の記憶していた「Pussy cat Pussy cat」だった！！

ふとした記憶をたどるだけでちょっと苦労しましたが、ようやく記憶していたメロディーは最初の作曲者の曲だったと解明されました。なんだかほっとした(*^^*)

ちなみにこの楽譜、白黒のイラストが歌ごとに入っていて、昔の絵本を見ているような気分に浸れます。121ページもあるPDFファイルですが、興味がある方はダウンロードしてみてください。無料だし。

しかし疑問が残るのは、圧倒的大多数の他のメロディーがあるっていうのはどういうことなんでしょうね？

日本の童謡でメロディーが複数あるというのは聞いたことが無いような……少なくとも私はすぐ例を挙げることができません。
英語文化圏が世界中に広まり広大なこともあるから、こんなことが起きるのか。
それとも、覚えやすいメロディーにしようと変えられたのか。
それでも微妙に違う曲がいくつも存在するのは不思議なものです。

ちなみにこの楽譜の14ページに「Twinkle, twinkle, little star.きらきら星」が載っていますが、このメロディーは私たちが知っている曲ではありませんでした……。